スイーツ(笑) |
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洋菓子・和菓子・果物などのデザート全般を、こうした一般的な呼び名があるにもかかわらず、新規性や語感のよさから「スイーツ」と言い換える傾向にあった
馬鹿にするほど変な言い方とは思えない。
20代男の言語感覚だが、「デザート」だと食事の・または食後のという意味が強すぎる気がする。かといって単に「菓子」というと意味がずれる(煎餅は菓子だと思うがスイーツではないだろう。逆にパフェはスイーツだと思うが、普通は菓子とは言わない気がする)。「洋菓子」「和菓子」等と言い添えるとある程度ニュアンスが似てくるが、まさにWikipediaの記事がそうであるように、いちいち全部列挙しないと漏れが出てくる(杏仁豆腐はどこに分類するか、とか)。
日本語で一番意味が近いのは「甘味」だと思う。字面もそのまんまだ。しかし甘味はそのまま甘い味とも読めるから、『人気の甘味!』『おすすめの甘味!』とか言うとやはり変だ。もう少し”食べモノ”というニュアンスを強調した別の語が欲しくなる。sweetだと、甘いという意味で日本語表記するときはスイートまたはスウィートなので、スイーツという表記で区別できる。
もっとも、英語のsweetsは安っぽい・俗っぽい菓子も含むはずだが、日本語の「スイーツ」はどちらかといえば上品で洒落たイメージで用いられている。これは別にこの件に限らず、カタカナ語にはよくある現象だ。
なお、英語のsweetにも「感傷的な、うんざりさせる、非現実的な」という否定的な意味がある
こんな意味を英和辞書から引っ張ってくるのは悪趣味。そんなことを言い出せば日本語の「甘い」にも悪い意味はある。
そもそも「甘さ」という味覚から連想される悪いイメージが、英語の「sweet」や日本語の「甘い」、そして「スイーツ(笑)」にも入り込んでいると見なすべきだろう。この場合は「幼稚」「陳腐」などである。
投稿者 ke7u9x | 返信 (0) | トラックバック (0)